Gitの環境整理(Windows版)
何か問題が起こったときに同じアプリが違うパスに入ってたりすると無駄に混乱するので整理を心がける。自分の場合gitとかpythonとかで起こりがち。
なのでパッと確認できるようにしておこう。
gitを更新
まずは今のバージョンの確認
λ git version
git version 2.29.1.windows.1
最新版を確認
最新版は2.36.1のようだ。以下のコマンドで更新。
λ git update-git-for-windows
参考 : 【Git】インストール済みのGitをアップデートする【Windows環境】 | かずさプログラマーの雑記帳
PCを再起動したら2.36.1になった。
インストール済みのgit、使っているgit
インストールされているgitを確認
λ where git
C:\Program Files\Git\cmd\git.exe
C:\Program Files\Git\mingw64\bin\git.exe
gitコマンドで実際に使われているのは一番上(多分)
cmderからだとwhichコマンドでも良い。
λ which git
/cmd/git
この/cmd/gitってなんだろう、と思ったけどls -lで詳細調べるとどうやらC:\Program Files\Git\cmd\git.exe のことを指してるっぽい。
環境変数から確認
setコマンドに文字列を引数で与えると環境変数を検索してくれる。
λ set git
git_executable=C:\Program Files\Git\cmd\git.exe
GIT_EXEC_PATH=C:\Program Files\Git\mingw64\libexec\git-core
GIT_INSTALL_ROOT=C:\Program Files\Git
GIT_LFS_PATH=C:\Program Files\Git LFS
git_locale="C:\Program Files\Git\usr\bin\locale.exe"
GIT_VERSION_USER=2.36.1.windows.1
GIT_VERSION_VENDORED=2.29.1.windows.1
git_executableはgitコマンドで呼ばれるパスで、GIT_EXEC_PATHはサブコマンドで呼ばれるバイナリのパスのようだ。
しかしいっぱいパスが出てきたが、これいつ入ったんだろう…。
実はこの作業の直後に新しいパソコンに移行して、新規にgit for windows入れたけど、環境変数にgitなにがしは入ってないし、where git も C:\Program Files\Git\cmd\git.exe しか返してこなかったんだよね。なのでこの記事では、こういう風に調べられますよ、だけの話になります。
git for windows内に複数あるgit.exeについての解説
自分の場合コンソールにcmderを使っているのでlinuxのコマンド(bashか?)が混在しているのもまたわかりにくさに拍車をかけているが…徐々にやっていこう