ROLI SEABOARD BLOCKをMax(for Live)で扱う
MaxとMax for Live
Max for Liveはmidiデバイスの選択に制限がかかっています。
そのためmax for liveではableton live経由で入ってきたmidiトラックを利用することになります。具体的にはAbleton LiveのmidiトラックにMax for Live/Max Instrumentを作成し、その中のmidiinオブジェクトからデータを取ってくる、ということですね。
ableton liveが新しい11でのMPE対応と対応デバイスを挙げてましたがそのなかにMax for Liveが入っておらず、この方法で大丈夫かな?と心配でした。
が、データ見ると入っているようです。midiキーボードから入力されたデータをフィルタリングなどせずMax for Liveに投げている、みたいな感じでしょうか。うーん、でもそれってこれまでも純正デバイス以外は普通に対応できてたってことにならんかね?11ではmidiクリップがmpe形式で保存できるようになるのかしらん。
MPEとして扱う
ともかくMaxをSEABOARDを使ってみましょう。
maxはmidiデバイス選択で、Max for Liveは上記の方法で[midiin]オブジェクトからmidiデータを引っ張ってきます。以下、スクショは全てMax for Liveです。
[mpeparse]オブジェクトを作り、そのリファレンスからごっそりコピペで持ってきましょう。MPEに関してはこれで事足りるかと思います。
使う時は以下を参考にMPEの用語とSEABOARDの操作のすり合わせをしましょう。
Max tutorial: Receiving and displaying the Seaboard's MPE data : ROLI Support
Strike is transmitted as Velocity Press is transmitted as Aftertouch Glide is transmitted as Pitch Bend Slide is transmitted as CC 74 Lift as Release Velocity Data from the Preset Shift buttons or SoundDial is transmitted as Program Change data
マルチタッチデバイスとして扱う
単にMPEの入力装置として扱うだけではなく、MaxはSEABOARDを押し込み機能を持ったマルチタッチデバイスとしてそのデータを取得することができます。
BLOCKS用のパッケージを取得
Maxのパッケージマネージャーで配布されているこちらを取得します。
maxのメニューからFile/Show Package Managerを選択して「BLOCKS」などと検索して取得します。
パッチ内でこれで[blocks.*]オブジェクトが使えるようになりました。では使ってみましょう。パッチ内に新規オブジェクトとして[blocks.seaboard]を作ってみましょう。
続いてエディットモードに入ってalt押したままseaboardの画像をクリックしてリファレンスを見てみましょう。
タッチのインデックスも取れてるし、多分これで大体のことはできる。
展望
あとはMPE対応音源をあさったり、対応してない音源でもマルチタッチ情報を使ってウネウネ操作してみたりしようと思います。